ナンバープレート画像処理

近年,車載カメラや監視カメラの普及により画像を取り扱う機会が増えている。これらのデバイスで撮影された画像は解像度が低いことが多いため,より鮮明で見やすい高解像度の画像を生成できる超解像技術が求められている。そこで本研究ではナンバープレート画像に対する超解像処理プログラムの開発を行う。

研究背景

本研究では超解像技術を用いて文字の読みとりを容易にする。超解像技術を用いると画像が拡大され文字が見やすくなる一方,ノイズやぼけも強調されるため,これらが少ないプログラムの開発が求められる。

超解像処理

敵対的学習法(GAN)と呼ばれるディープラーニング手法により,超解像処理を行う。手順を以下に示す.

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図1: 超解像処理手順

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図2: 超解像処理の実験結果

研究内容

当研究室では超解像処理プログラムに関して次のような内容を研究しています。

  • 超解像精度向上:より高精細な画像を生成するため超解像処理の精度の向上を目指す。
  • 処理の高速化:様々なデバイスで実行できるために,処理の高速化を目指す。
  • アプリケーションの開発:ナンバープレート検知プログラムと文字認識プログラムと組み合わせることによる一般利用を目指す。